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秘密の花園 第2回コラボ企画開催!
秘密の花園 第2章



himituno.jpg

「父vs娘」、「母vs娘」そして「兄vs妹」


世の中には『父兄』と言う言葉がある。私は…気が付く年になるまで…
『父』と言うのは『兄』の別の言い方だと思っていた。

ふと顔を上げると、私は母とずっと二人きりの生活だった。
父がいない事に私が気付いたのは…あれは…
兄が大学を卒業して就職し、同居するようになってからだったと思う。
同居して暫くして『父』と言うのは『兄』ではない事を誰からか聞いた。

父の顔は知らない。名前も判らない。いた痕跡がない。
家にあった写真に、私と母と共に写っていたのは常に兄。

中学の時見た私の戸籍。父の欄に…名前は…ない。

たった一度だけ、母に聞いたことがある。そう、たった一度だけ。
問いかけた私に無言で向けた母の顔…あの顔は二度と見たくはない。
子供心に『母には決して口にしてはいけない事』とその時思った。

兄も一切その話題を私には話さなかった。
多感なお年頃になって、我慢が出来ず私は兄に父の事を聞いた。

兄は真剣な顔をして答えてくれた。

「え?お前は木の又から生まれてきてん。
知らんかったか?はっはっは!


…………

んな訳あるかぃぃ??!!

どんなに私が聞いても、兄はノラクラと答えをはぐらかした。

私が真剣に泣いても叫んでもパンチを食らわしてもケリを入れても…
兄は笑いながら答えをはぐらかした。何度聞いても答えは同じ。

そんな事が何度か続いた…。

一度兄の顔面にカウンターパンチが見事に決まり、プッと鼻血を噴いた。
赤い色が私の闘争心に火をつけた!すぐさま脇を締めて拳を突き出す!
二打目の右ストレートはよろけてる兄のテンプルに見事にヒットした!
追い討ちをかけようとダッシュした私の前に…母が割って入った。

ダウンしてるんやからコーナーに下がり!反則やで!
…ワン!…ツー!…スリー!…」


母は兄に向ってカウントを取り始めた。
私はアホらしくなって戦意を失い、フラフラと自分の部屋に入った。

その夜の夕食の時、兄が私に言った。

「アカンなぁ…油断してたとは言え当てられるとはなぁ…。
オレもまだまだ修行が足らんなぁ…。」


母が間髪を入れずノってくる。

せや!これがホンマモンのケンカやったらこうはいかんで。
油断は禁物や。
ヘタうったらアンタ、もう刺されてるかも知れへんねんで(笑)」

「アホか!カスらせもせぇへんわぃ!」

「判らんで。ライフルで狙い撃ちされてたらイチコロやって。」
「オレはゴルゴ13の標的か!」

屈託なく喋る。

…まったくこの大ボケ二人は…。
私はアホらしくなりそれ以来、父の事を聞くのを止めた。

今でも…知りたくないと言えばウソになる。
しかし、二人とも手強く、どうせまともに答える気はない。

兄が一度だけポロリと言った事がある。

「お前、もう何でも良ぇやないか。お前にゃオカンがおってオレがおる。
ほんで、お前はお前や。それで良ぇやんけ。
いったいこれ以上何が知りたいんじゃ?昔の事ほじくり返して何ぞお前に
得るもんあるんか?これから前だけ見て生きたら良ぇんやて。
それとも何か?さては…

自分が妖精か何かやと思ぅてるやろ!お前の背中の何処見ても羽根やら
生えてへんで!はっはっは!


いや、私が妖精かどうかは別問題として(笑)その通りかも知れない。
今はもう、どうでも良くなっている私がいる。


優しい大ボケの母。何時いかなる時も厳しく、明るい母。そして…
野放図な生き方をしてきた兄。何時いかなる時も悠然とボケてた兄。
仕事に夢中になる所も頼りない所もボケ倒しの所もハンパのない兄。
それだけで私は幸せなのかも知れない。

…そうだ、私が1勝して以来、兄とのバトルの対戦成績は全戦引き分け。
あの一回の油断で私の攻撃を見切ったらしい。
私と兄の攻防は(一方的に)続く…まさにバトル(笑)


秘密の花園に足を踏み入れる…もうあなたは私の虜…ウフフフ♪
          10006550037_s.jpg



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【2006/08/08 00:00 】
秘密の花園 | コメント(14) | トラックバック(0)
<<御礼…感謝の気持ちでいっぱいです | ホーム | 美国ならではの忘れ物…か?(笑)>>
コメント
こんばんわ♪
そうだったんですか。
凛さんのお兄さんへの愛情は二人分なのかもしれないですね。
僕は何もわからないですが、凛さんと同じように、お兄さんの言うことを信じるというか、なんて言うんでしょう?
愛してくれるお母さんと愛してくれるお兄さんがいる。
それでいいと思います。
きっと何か理由があるんでしょうし、きっといつか教えてくれると思いますよ♪
そのときを信じて待つのが1番いいと思います。
その決断をした凛さんもまた、二人を愛してるんだなって伝わりました♪

素敵なお兄さんで良かったですね♪
【2006/08/08 00:16】
| URL | H×S #WVb5vgCk[ 編集] |
ふむふむ、こちらはアメリカの四女でしょうか。
塾長のあとを追ってひたすらコメントしてるような気配がしますが、気にしないでください笑

にしてもお兄さんへのカウンターパンチすごいですね。
自分長男なんで気をつけなきゃ(妹はバレーボール部。
【2006/08/08 00:35】
| URL | ちゃむにぃ@塾長のケツ回し #-[ 編集] |
まあ、こんなネット上でしか顔を合わせられない仲なのになんなんだけど、ほんの何%かでも凛ちゃんの拠り所になれればと思うよ。
いつでも遊びにきてちょーだい(´・ω・`)

んでもって、やっぱ兄貴かっこいいよ~。つーか、カウント取り始めたとこからの下り、すんごい素敵な家族だわ♪
【2006/08/08 01:30】
| URL | 新田@ちゃむさんのおっかけ #-[ 編集] |
いいチームワーク。
さすが、楽しい文章を見せてくれる凛さんの家族です。
ここから凛さんのボケ&ツッコミは生まれたんですね。
それに、お母さんもお兄さんも、あったかい人だなと思います。
どんなに聞いても言わないのは、きっと誰より凛さんのことを想ってのこと。
凛さんのその受けとめ方、間違ってないと思います。

ツッコミ入れようか迷ったけど。誘惑に負けます!(コラ)
>赤い色が私の闘争心に火をつけた!
って凛さん、もしや闘牛!?(笑)
【2006/08/08 02:58】
| URL | 小箱@新田さんの後続ランナー #-[ 編集] |
>H×S塾長 いらっしゃいませ。

最近です、諦めがついて聞くのを止めたのは…だって、私がどういう風に
聞いてもまともな答えが返ってきた事ないんですもの(笑)
たぶん、死ぬまで教えてくれないと思います。兄は言ってましたもの。
「この事は墓に持って行く」…て、それ流全次郎やん!
…男組…知りませんね…あい、ごべんばばい。

…もしかしたら兄と母、本当に忘れてるのを誤魔化してるのかも(笑)


>ちゃむにぃさん こんばんわ。

あちこちでお名前はお見掛けしておりました。ご挨拶は初めてです。
アメリカに住んでる末っ子チビッ娘の凛です。宜しくお願い致します。

一度も当らなかったのにその時は本当に油断してたんでしょう。
ラッキーパンチでした(笑)
妹さんはバレー部?じゃあスパイクに気をつけないと(笑)


>新田さん いらっしゃいませ。

新田さん、塾長はじめ、このところお友達になって頂いた人達。
私、本当に仲良くして頂いて嬉しいなぁ…と、思っています。
私のほうから感謝したいくらいです。

あのベタなシチュエーションを実際にやってしまう母がイタいです(笑)
ほんまにそんな事するやつおるんかぃ!って思いますよね?
当事者とは言え、目の当たりで見ると…気力が失せます。
でも、それを普通にやってしまうところが…うちの家族です(笑)


>小箱さん こんばんわ。

最近フッと思うんですけど…
『この二人、ほんまに忘れてて、それ誤魔化してんちゃう?』
兄なんか素で『次、何言ぅたろか』って感じですもの(笑)
けど、もう父の事はこの際どうでも良くなっています。

あのね?ほら、全然パンチが当んないとだんだんムキになるでしょ?
くっそ~って(笑)
あの時のは偶然、ほんっとにラッキーなクリーンヒットだったんです。
このタイミングを逃す手はないぞと。これを逃したら一生後悔するぞと。
相手はダメージを受けてるから一気にたたみかけるぞと。
これでチャンピオン返り咲きだと(え?)
ともかく、つい盛り上がってしまって、一瞬でスイッチ入りました(汗)
…良い子は真似しないでね…て、此処で言ぅてどないすんねん!
【2006/08/08 06:11】
| URL | 凛 #W.2ysQK2[ 編集] |
凛さんとお兄さん。
なんでそんなに仲がいいのかずっと不思議に思ってました。
てか羨ましいなと思いながら読んでました。
うち悪くはないけど良くもないので。
これからも素敵な関係続けてくださいね。
【2006/08/08 09:34】
| URL | monta #-[ 編集] |
凜さん、こんにちわ。

素敵な兄弟愛に泣きそうになりましたよ。
ほんと。
素敵なお兄さんですね。そして、
いろんなことをボケることで楽しさに
変えてしまう家族。素敵すぎます。

なんて羨ましいのでしょう。
【2006/08/08 17:14】
| URL | boban #-[ 編集] |
そういえば小さい頃は妹に負けていました。
だってあいつは噛んでくるから。
噛まれた背中から血が流れたのを今でも覚えています。
背中なのにどうして見えたんだ。
今は喧嘩はしません。
喧嘩になる前に終わるからです。
年をとると体に染み付いた上下関係には逆らえなくなるものです。
良かった、上で。

どんな形かはわかりませんが、
きっといつか納得できる形が出来上がると思います。
だから、家族はいつまでも大切にしてください。
【2006/08/08 18:43】
| URL | 麻 #-[ 編集] |
今回はみんな、家族愛の感動する話で
すっごくすっごく花園の花達が輝いていました。

陽気なお母さんとお兄ちゃんと一緒にいるから、今の元気な凛ちゃんがいるんだなって。
ステキな家族で、うらやましく感じちゃったよん。
にしても、二人とも面白すぎっ!!
>コーナーに下がり。反則やで
って、庭付き一戸建てぢゃなくて
リング付きかいっ!!(笑)
家族は大切に。
五姉妹も大切にしていきたいです。
【2006/08/08 21:38】
| URL | ももちぇおねぃちゃん #-[ 編集] |
え~、突然すいません。

お兄さんをボクに下さい(笑)

父親より素敵なお兄さんがいて良いなぁ・・・
と素直に思います。

自分の家族には何の不満も無いのですが、
それでも凛さんの家族を見て素敵だな、と思いました。

自慢して良いですよ、普通に。

何か今日は上手く書けないけど、そんな感じで(笑)
【2006/08/08 23:06】
| URL | satoshi #6x2ZnSGE[ 編集] |
凛ちゃん。こんばんわん。

ほんと。いいお兄さんね。
凛ちゃんのことをとても大事におもってるのが
ボケのはしばしから伝わってきます。

ボケも一流ですが家族思いは超一流ですね?
さすが浪花のロッキーだね?

狂犬なのはきっと凛ちゃんとお母さんを
守るために外に向けての牙なんだ。
かっこいいー。あこがれるー。
すてき。お兄様。

家族をまもる。

簡単にいいますが、なかなか実践できないのが
実情だと思います。
きっと凛ちゃんのお兄さんなら何があっても
守りぬいてくれると思います。
家族愛っていいですね?
【2006/08/09 00:13】
| URL | かずみん。 #xvl.tiRs[ 編集] |
凛ちゃん、花園コラボ初参戦お疲れさま。

ステキなご家族に囲まれて、今の凛ちゃんが存在しているのですね。
すごくあったかい気持ちになれました。
ありがとう。
【2006/08/09 00:20】
| URL | ゆう #-[ 編集] |
はじめまして。
ゆうさんのところから、おじゃましました。
とてもいいお兄さんですね。
凛さんと、お兄さんお母さん、とっても素敵な家族だと思います。
私は3姉妹、家の姉にも凛さんのお兄さんの爪の垢をいただきたい(笑)
【2006/08/09 10:11】
| URL | モモ #-[ 編集] |
あのぅ…皆様、色々褒めて頂いて、本当にありがとうございます。
ひとつだけ申し添えておきます。普段の実質を知っている私は…

そんな良ぇもんちゃうで!コイツは!

と言う感じなんですよ(笑)

今回の母と兄へのお褒めお言葉…母はまだ良いんですけど…

アイツは調子に乗んねんから言ぅたらアカン!
ほんっとにお調子モンなんで図に乗らしたらアカン!

申し訳ありません皆様。この事は兄には黙ってます。
…だぁってぇ~腹立つくらいノボセっちゃうんだもの(笑)

>montaさん こんばんわ。

え?このアイタタの兄妹が?(笑)
いえ、バトルは続くんです。
年が離れ過ぎてるんで相手にされてないのが悔しくて。
それでも…んんん…これから先も一緒かも(笑)


>bobanさん こんばんわ。

いや、兄と母のボケは私が思うに天然かと…
とか言いながら、私もおんなじかと(笑)


>麻姉さん いらっしゃいませ。

噛み付いちゃうんですか?!…それも痛いわ(笑)
でもね、ケンカしてたほうが気持ちの中に含みがなくて楽です♪
私は今でも心のままに…兄に挑戦してますわよ(笑)


>ももちぇおねぃちゃん ありがとうございました。

今回のコラボで…ちょっと恥ずかしかったんですが思ってた事を
言えて、本当に良かったです。

下がった所は台所の片隅が赤コーナーでした(笑)
二人の大ボケが始まると悔しくなっちゃうんですよね。
『負けてられへん!』って(笑)でも兄と母には敵わないの。
『くっそ~!!』って感じです~ん♪

これからも末っ子チビッ娘で宜しくお願いします♪


>satoshiさん こんばんわ。

んんん…惜しい!残念なお知らせがあります。

例の瑛さんなんかも良く私に言います。
「お兄ちゃんは仕事凄いぜ!惚れちゃうぐらいだ(笑)」
その時に必ず兄の言う言葉。

「オレは男は嫌いやっちゅうてんねん!」

私もこれ以上似たような兄がひとり増えると…光栄だわ(笑)


>かずみん。姉さん こんばんわ。

あり?姉さん…兄に憧れると…イタい事になりますわよ(笑)
兄語録…
『オレに惚れると…火傷するぜ!キラン☆』
全然似合わへんやん!(笑)

あの狂犬のような兄には…色々私にも苦労はありました。

♪さぁ~わるものみなっ!傷つけたぁ~♪(by ちぇっかぁず)
って感じですもの。
母はともかく、私は…アイタタでした(笑)


>ゆう姉さん ありがとうございました。

こんなアイタタ家族なんですが…これで良かったのかな…って今は
思っています。

でもね、たまに『ちっくしょぉぉーー!』
って思う事あるんですよ。
だってぇ…大ボケのくせに私をコバカにするんですもの(笑)
んもう!チビッ娘だとおもってぇ!って思う事あります♪


>モモさん 初めましてこんばんわ。

ようこそいらっしゃいませ♪宜しくお願い致します。
こんなアイタタのblogですが御訪問頂いて光栄です。
ごゆっくりなさって下さいませ~♪

いえいえ、兄のなど…大ボケが伝染っちゃいますよ!
後が大変なんですから(笑)
【2006/08/09 11:52】
| URL | 凛 #W.2ysQK2[ 編集] |
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