スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】
スポンサー広告
真実と正しい事
実は昨日の記事にはもっと哀しい後日談があります。

神を信じてらっしゃる人には少し毒があるので<< 続く >>に入れときます。
ご興味と勇気のある方はどうぞ(笑)

あ、色分けは昨日と同じにしておきます。
判んなくなっちゃうかも知れないので(汗)
数日後、今度は飛意ちゃんが江濡さんの家に遊びに来ました。

…と、いつもはすぐに外に走り出して行く二人が、今日は部屋の中。
江濡さんはジュースとケーキを持って部屋を覗きました。

二人は熱心に本を読んでいます。
時折、欧ちゃんが小さい声で何かを話しながら本を指さして説明を…。

「どうしたの?今日はおりこうさんね。おやつにしよ?」
「あ、ママ!ありがとう。」

江濡さんの言葉に欧ちゃんが即座に反応しました。ところが…
飛意ちゃんはまったく微動だにしません。耳に入ってないようです。

「あれ?どうしたの飛意ちゃん?…大丈夫?飛意ちゃん?」

ビクン!と弾かれたように振り向く飛意ちゃん。それを見た江濡さん!
「ど、どうしたの?!お顔が真っ青!飛意ちゃん!気分でも悪いの?!」
「…だ…大丈夫…何でもない…何でもないの…アタチは…ヘイキよ…。」

抑揚の無い言葉、蒼白の顔色、うつろな瞳、うっすらと光る涙…。

「あのねママ、アタチね、人の起源の図鑑を見せてあげてたの♪」
屈託無い、いやむしろ嬉々として話す欧ちゃん。対照的な飛意ちゃん…。

「欧ちゃんの言ってた事…ほんとだったんだ…。」

江濡さんは全てを悟りました。


『飛意ちゃんは自我が崩壊しかけている…。』


今まで教えられ、そして信じて来た事、それを根底から崩されている。
絶対唯一正しいと信じていた神、そしてデタラメだと信じていた科学者…
それがまったく逆であり、正しい真実をその目に見せつけられている。
今までの自分を全否定されるに等しい仕打ちです。

欧ちゃんにとって見れば、それは『ほんとの事を教えてあげたい』と言う
親切心からだったのでしょう。
…もしかしたら…この前の傷つけられた自尊心に対するほんの小さな復讐
だったかも知れません。だとしたら…効果的なカウンターパンチでした。

江濡さんはその本を取り上げました。
「さあ!このお話はもう終わりね。ケーキを食べたらお外で遊ぼ!ね?」
この時、欧ちゃんへの目配せも忘れませんでした。
全てを察した欧ちゃんはその後、その事については触れずケーキを食べた
後、二人で外に向ったのです。

その夜…
「ママ…飛意ちゃんね、あの図鑑見てアタチがほんとの事言ってるのを
 判ってくれた♪」

「…そう、良かったわね…。」
「でも…」
「でも、何?」

「でもね?…飛意ちゃん言ってた。ほんとだとしても認められないって。
 自分は認めちゃいけないんだって。神様を裏切れないって。」

「そうなの…。飛意ちゃんがそんな事言ってたの…。」

「それから…自分はずっと神様を信じるから死んだら天国に行けるって。
 アタチは信じてないからやっぱり地獄だって。でもね?最後に行く所
 は違うけれど、それまではずっと友達だって言ったの。良かった…。」


欧ちゃんの本当に安心した表情…屈託がありません。

「欧ちゃん…よく聞いて?世の中にはね、ほんとの事が必ずしも正しい事
 じゃない事がたくさんあるの。今回のこともそう。ほんとの事を知った
 飛意ちゃんは、たぶん…これからあなたと遊ぶ時にその事を思い出して
 また悩んじゃうと思うのね。そして神様の事を本気で信じてないあなた
 との事を考えるようになる。」

「え?…どう言う事?…。」

「今までのようにたっくさん遊べなくなっちゃうかも知れないわね。」
「…!そんなの!やだぁ?!」


飛意ちゃんは欧ちゃんに、せいいっぱいの優しさを持って接しました。

『天国と地獄に別れるけれど、それまでは友達』

いたいけな8歳の女の子の心の中で色んな思いが駆け巡ったことでしょう。
大事なお友達ではあるけれど、神の教えに背く考えを持った背徳者。
クリスチャンの彼女は『神に背くような事を考える事さえ冒涜だ』と教育
を受けています。いくらこちらが歩み寄ったところで、事実を言葉にする
限りクリスチャンの彼女等にとっては神に背く異端者。

真実ではなくとも信じなければならない神様、その教え…
そして神を否定する本当の真実…。
彼女の自我の中でどのような葛藤があったでしょうか。
そして幼い飛意ちゃんは、何を考え、何を決断したのでしょうか。

飛意ちゃんはその日見た図鑑にあった真実を誰にも喋らず、心の奥底に
わだかまりを抱えたまま『誰にも言っちゃいけない』と固く口を閉ざし
何事も無かったかのようにこれから生活して行くのです。
八百万の神が宿る日本に住む私達日本人には決して理解出来ない事です。



今はまだ幼い二人。もっと見聞を広め、冷静に真実を見る事が出来る日は
来るのでしょうか…。
スポンサーサイト
【2006/07/29 00:12 】
意識 | コメント(2) | トラックバック(0)
<<芸術は…爆発?(笑) | ホーム | 信じる心…>>
コメント
こんな幼子に、友達へ「地獄に落ちる」なんて言わせるような宗教観は歪んでますよ。
抗えないような力でねじ伏せるなんて、そんなのダメだ。
哀しすぎます。切ないですよ。

神を信じる心を愛に変えて人々に接するのが、私の出会ってきたクリスチャンです。
全てを差し出し、何も持っていない者は同情を。という神の教えに従って生きる人々もいるのになぁ。。。

お婆ちゃん!!ローマ法王だって天動説、進化論を認める時代だぜ!!
って言いたいです。

信仰心という名目で心の自由と慈しむ心を奪っては、
いっけっまっせーーーっん!!

叫んでスイマセン(汗)
【2006/07/29 15:02】
| URL | 桜 #-[ 編集] |
>桜さん こんばんわ~vvv

気にせず大声で叫んで下さい!おかしいぃぃーーって!(笑)

私もまったく同感です。いくら神様の教えが生活の基本だからって真実を
教えず、正しくないと決め付けるのは歪んでると思います。
少なくとも幼い子供達にだけは冷静に、正確な事を話して、正しい事が
何なのかを無理のない状態で判断させるべきだと思います。
真実を見る目は自由で、信じる心の強さは人によって違うんですものね。

ただ、今回はこの事だけをクローズップさせましたが、普段の飛意ちゃん
家族はものすごく良い人達なのだそうです。
江濡さん家族のことを気にかけてくれて、共働きの江濡さんに代わって
欧ちゃんを預かったり、双方の家族でホームパーティをやったり。
欧ちゃんが飛意ちゃん家で熱を出した時ずっと看病してた事もあるとか。

唯一たまに傷なのが狂信的クリスチャンである事くらいですかね(笑)
【2006/07/29 23:47】
| URL | 凛 #W.2ysQK2[ 編集] |
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://linwuzi.blog8.fc2.com/tb.php/367-37521abb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。