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あとがき(へへへ…小説家♪)
10日近いお話にお付き合い下さいましてありがとうございました。
久しぶりにムキになって集中しましたので…

…て、ホンマにこれ小説やったんか?

…コホン…

元々、2ページほどのコラムから始まった題材です(笑)
登場する人達はユミコ・シャックを除いて全て実在です。
登場する団体、会社名も実在の物そのままです。
お話の流れも本当の過程を綴っています。
違うのはセリフ廻しだけ。
まるで、五島勉さんの『ノストラダムスの大予言』みたい。
…あ、あれは解釈の歪曲が入ってるか(笑)

基本的に、歴史小説と同じ手法ですね。

プチ解説(笑):
『歴史小説』は歴史的事実を継承して、その中で登場する人達の言葉や、心の動きを想像して小説として組み立てて行くものです。もし、もっと正確に事実だけを伝えようとするものなら、それは『史実』と言いますね。

…て、みんな知ってるがな(汗)


私もこれを見習って、と思い…




ただのパクリとパロディやんこれ?

つい、ノボセの虫が…
もうちょっと小説らしくすれば良かったかな?


遅筆の私は一気に書き進めていく事が出来ず、表題が決まっても締め切り
を守れない日々が続き(笑)久しぶりに産みの苦しみを味わいました。
けど、楽しかった…。

また、フ…と製作意欲が湧き上がるかも知れません。
その時は…

『やでやで…』と思いながら生暖かい目でお付き合い下さいませ?♪
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テーマ:アメリカ生活 - ジャンル:海外情報

【2007/05/28 20:48 】
三文小説 | コメント(2) | トラックバック(0)
ノンフィクション 苦悩の7年
あのぅ…ついやってしまいました(笑)

元々、小説を書くのが夢だった私です。
ただの訴訟記録をご報告するつもりだったのですが長くなっちゃいました。
で、思い切って連続ノンフィクション小説風に加工してしまいました(笑)
で、イントロダクションと共にひとつの記事とリンクにしときます。
お客様が、お時間のある時に順番にお読みになれるようにっと。

カテゴリーにも「三文小説」として作りました(笑)
ご利用下さいませ?♪

凛のご提供するノンフィクション小説「苦悩の7年」

ではどうぞ。

ちなみに、この物語は事実に基づいたフィクションのはずです。
登場する人物、固有名等は実在のものとは関係ありますん。
…と、言っとかないと私が訴えられる(笑)




【登場人物】

トーニャ・ハウス:財務マネージャー。当時28歳。セクハラ訴訟の原告。
ロベルタ・パルス:会計監査マネージャー。当時36歳。同原告。
ラリー・ミラー:ミラー・グループ社長。
GM:新任GM。トーニャとロベルタのセクハラの張本人。名は無い(笑)
ハマー重役:ミラー氏の配下にいるいわゆる取り巻き。
トニー・シュナール:ミラー・グループ上級副社長。セクハラ揉消し画策。
サマンサ・シュナール:トニーの妻。もしかして…奥様は魔女?(笑)
リチャード・ニューエンダイク
トム・クルーズと同じく問題児排除の任務を遂行するMI5のメンバー(え?
ボブ・コッカハム:同上。ただし、目的の為には手段を選ばない?
裁判長:本裁判法廷のツッコミ担当
ユミコ・シャック:七人の女弁護士事務所所属の弁護士
心無い人々 ABCD:権力とつるんだマスゴミに踊らされた埒もない人
陪審員団長:ポール・ニューマンに似た本訴訟の陪審員の一人

プロローグ:トーニャとロベルタ
第一章  :理不尽の芽
第二章  :裏工作
第三章  :リチャードの決断
第四章  :ボブの謀略
第五章  :ラリー・H・ミラー
第六章  :裁判の波紋
第七章  :訴訟の行方
最終章  :判決…そして…

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【2007/05/25 07:35 】
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苦悩の7年 判決…そして…
「我がコロラド州連邦地方裁判所の陪審団は、ラリー・ミラー・グループに対し、総額 3,175万ドル(約 3億8千万円)を二人の女性に支払うよう命じる!これは全員一致で採決した決定事項である。」

一瞬、法廷内が小さくざわついた。が、すぐに静寂が訪れた。
3千ドルを超える金額の支払命令は、同州でのセクハラ陪審訴訟としては史上最高額である。

トーニャの主張が、ロベルタの主張が全面的に受け入れられた。
天は我々を見放さなかった(by 北大路欣也…あ、逆)。

「納得できん!上訴するぞ!」

突然トニー上級副社長が立ち上がり、大声で喚いた。

「我々のところには3年間で4つの弁護士事務所を通じ合ってるんだ!お通じと違うぞ!4つの弁護士事務所だぞ!彼等は絶対に勝てると言ったんだ!負けるものか!
不当な解雇だと?!理由の無いセクハラだと?!そんなもの社会的信用の高い我がミラー・グループがする訳が無い!キサマ等のほうこそ理不尽な訴えで我々を、世間の何も知らない一般の人々を騙してるンぢゃないか!
…負けぬ!負けぬぞ!決して負けぬぞ!…

退かぬ!媚びぬ!省みぬ!

「静粛に!此処は法廷ですよ!泣きながらセリフをパクるんぢゃない!」

「…うぅぅ…こんなに悲しいのなら、苦しいのなら…愛などいらぬ!」
「だから!パクってるんぢゃないって!退廷させますよ。」


「…情けなど無用だ!俺は北斗神拳では死なぬ!」
「退廷!!!」


こうして7年間の戦いは幕を下ろしたのである。


【エピローグ】

「私はまだ23歳の時に、当時小さな自動車部品店だった頃のミラー氏にマネージャーとして雇ってもらい、誠心誠意働いて来ました。そして此処まで大きくした…。会社がこれだけ大きく成長しても、ミラー氏も会社の方針も何も変わらず素晴らしいものでした。それが…規則を遵守し、行使すべき立場にある人々に裏切られました。
忌むべきセクハラを受けた事も、ミラー氏なら真実を調査し公正な判断をしてくれると信じていました。私はこの事をミラー氏に直接伝え、正当な是正を懇願しようとしました。しかし彼等は、あれこれと理由をつけ、ミラー氏に伝える事もせず、会う事も叶わなかった。真実をミラー氏に告げる事も出来ず、隠そうとした幹部の為、彼等の保身の為に私は解雇された。残念でなりません。」


苦悩した当時の7年間を振り返り、ロベルタは涙ながらに語った。

「ラリー・ミラー・グループにはまっとうな会社規則を有しています。
セクハラは、受けた被害者が精神障害に陥るほどむごたらしく卑劣な行為。決して許すべきものではありません。そしてそのような行為をした者を厳しく断罪し、撲滅しなければなりません。その上でもミラー・グループは申し分のないものでした。
しかし…その規則に従って監視をし、トラブルが発生した場合、正当に規則を適用し是正すべき立場にある人々が…問題を複雑にしたのです。悲しむべき事実です。今回の決定を真摯に受け止め、企業人として正しい道を選ぶことを切望します。」


当時を冷静に語るトーニャは現在、モンタナ州で最愛の夫と共に2つのフォード販売店を経営している。その会社の従業員向けハンドブックは、ラリー・H・ミラー氏の掲げた会社方針をそっくりそのまま真似ていると言う。

<< 完 >>

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【2007/05/25 05:33 】
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苦悩の7年 訴訟の行方
「陪審員の皆様、トーニャとロベルタにとっての、屈辱と不合理の7年間が今終わろうとしています。」

二人の弁護士であるユミコ・シャックは12人の陪審員を前にして、静かに最終弁論を切り出した。

「今回の訴訟の争点は単にGMの卑劣なセクハラを糾弾するだけのものではありません。二人が真に傷つけられたもの、それはラリー・ミラー・グループに対する信頼です。将来を捧げ、会社に忠誠を誓い希望に燃えて業務を全うしていた二人を、会社は裏切った。

確固とした反セクハラの方針を掲げて全社的にセミナーを実施し、充分な教育システムまでを設け取り組んで来たはず企業の中にあって、一番に己を律すべき幹部の中に憎むべきセクハラをする輩を出現させてしまったのです。
GMは卑猥な言葉をあびせ、必要以上の粘着性を感じさせるほど接近し、接触を図っています。そしてその事を拒否すると何の根拠も無く業務内容を非難し、あげく、顧客と性的関係を持ったと根拠の無い中傷を行いました。

それに対する苦情を訴えた二人を待っていたのはセクハラをした当事者に対する断固たる処置ではなく、二人に対しての『報復と侮辱の日々』そして『敵対的で劣悪な労働環境』でした。二人は堪えられなかった。それほど過酷で屈辱的な状態にまで追いやられたのです。

それを増長させたのは他ならぬラリー・ミラー・グループの幹部達です。二人の正当な苦情に対し、ミラー・グループ幹部は事実の揉み消しを謀りました。特に苦情を直接ミラー社長に上訴しようとしていたロベルタに対し、ある重役は先手を打って電話をかけ、彼女の直接懇願を阻止しています。
そして、劣悪な労働条件で業務遂行を強要したばかりでなく、あろうことか二人を不当解雇すると言う暴挙に至ったのであります。

襟を正すべきは解雇された二人ではなく会社の方針に反し、事実を歪曲してまで社会的信用失墜を免れようとしたラリ・ミラー・グループ幹部、ひいてはそのような暴挙を許す会社全体の体質だと私は断定致します。

彼女達は今でも口をそろえて言っています。
「マネージャーとしての誇りを持ち、仕事に打ち込んでいた。
ラリー・ミラーの理念に賛同し、将来を託していた。」と。
その彼女達の夢を奪ったのは他ならぬミラー・グループ全体なのです。

陪審員の皆様、以上の言葉で、いったい何が真実で、何が悪なのかはお判りだと思います。そうです、唾棄すべきセクハラは事実存在した。そして二人は理由無く解雇された。彼女達の受けた言葉の暴力、行動の暴力、そして受けた傷を…権力に屈し歪めてはいけない。ラリー・ミラー・グループには断固たる処置を希望するものであります。どうか陪審員の皆様、正義の名の下に勇気あるご決断をお願い致します。

最後に、これだけは言わせて下さい。」


ユミコがツカツカとGMの前に歩み出た。ハイヒールの乾いた音が法廷内に響いた。GMは身体を硬くし、正体なさげに目を泳がせている。

ユミコの、モッパのようなつぶらな瞳が鋭く光りGMを睨んだ。サッと人差し指を立てた右手が上がり、一直線にGMを指差した。


「あなた!逃げる場所はありませんよ!







…て、これ、お約束ですから…。

では終わります。」



陪審員席、傍聴席からドッ!と歓声が沸いた。
皆がスタンディング・オベィションで割れんばかりの拍手をした。
そのうち誰ともなくアンコール・コールが始まった。

「アンコール!アンコール!アンコール!」
「アンコール!アンコール!アンコール!」

「静粛に!此処は法廷ですよ!静かにしなさ?い!

裁判長が怒鳴った。ユミコ・シャックが立ち上がった。
さらに大きな拍手が起こった。

「それではアンコールにお答えして…

え?…陪審員の皆様、トーニャとロベルタにとっての、屈辱と不合理n…」


「キミもそこまで最初からアンコールやらんで宜しい。」
「…はい(汗)…。」


陪審員が協議室に下がった。7年間の争いに終止符が打たれる瞬間。
もうどれほどでもない。二人の正義は守られるのか、それとも…。

協議室のドラノブが回った。陪審員達が次々に入廷する。

「陪審員の皆様、見解は一致しましたかな?…では判決を。」

裁判長が結果を促した。
陪審員の一人がコクリと頷き、手に持った書類を目の前まで上げた。
そしてその口が静かに開く。

「陪審員は全員一致を見ました。判決は…」



次回につづく(ちょっとやり過ぎ? 笑)

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【2007/05/24 04:48 】
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苦悩の7年 裁判の波紋
裁判は熾烈を極めた。そればかりではない。職を失った二人にとって、裁判を継続するための弁護士費用は途轍もなく大きな負担になった。

ロベルタは堪えきれず破産を申告した。その結果、夫と娘の思い出深い白亜の殿堂、”郊外の庭付き一戸建て5ベッドルームで20メートルプールもついてるよ、どんなもんだぃへへへんだ持ち家住宅”を手放さざるを得なかった。

裁判の係争中、二人とも心無い人々の中傷、陰口に晒された。

コショコショ…

「ねぇ奥様、あの人がミラーさんに楯突いて裁判してる人ですわ。」
「あらまぁ、そうザマスの?何だか生意気そうねぇ奥様。」
「そうなんですの。何だかんだと言いがかりをつけてミラーさんからお金を
フンだくろうとしてるそうよ。」

「あら、あの人…弁護士費用が払えなくって破産したんですって。」
「あら、そうなの?あのプール付き庭付き一戸建て手放しちゃったんだ。」
「そうなのよ。だからお金欲しくて裁判を頑張ってるでしょ?」

コショコショ…

「何でも卑猥な事を言われたって事で訴えたらしい。何言ったんだろな。」
「でもミラー側はそんな事無いってよ。品行方正だって事だ。」
「判んないぜ。なんせあれだけのないす・ばでぃだからな。
魔が差したっておかしく無いと思うよ。」

「オレは右側の金髪美人の方が良いよな。ウヒヒヒヒ♪」
「バカ(笑)そんな事言ってるとお前まで訴えられるぜ。」
「おぉぉ?怖ぁぁ?うひゃうひゃうひゃ♪」

コショコショ…

「二人とも、もう此処ぢゃ新しい仕事見つからないそうよ。」
「仕方ないわよ、地元の名士に楯突いちゃったんだもの。このままぢゃ
この街どころかコロラド州全体を探しても仕事見つから無いンぢゃない?」

「そうそう、今度仕事を探して家族でモンタナ州に移るって聞いたわ。
やっぱり住んでられなくなっちゃったのね…気の毒に…。」




……………


裁判官が入廷した。

「それでは審議に入ります。宣誓のためご起立下さい。」
「裁判長!」「どうしました?GMくん?」
「私は宣誓したくありませんので起立はしません。」
「鬼頭判事補か!」


「GMくん、今弁護士の言った事は事実ですか?」
「記憶にございません。」
「小佐野賢治か!」

「ではGMくんはまったく身に覚えが無い、と言い張るのですね?」
「私は嘘は申しません。」
「池田勇人か!」

「それぢゃGMくんは彼女のほうがヘンだと言うのかね?」
「彼女が『ビビビッてきた』って言ったんです。」
「松田聖子か!」

「他に彼女はGMくんに何か言ってなかったかね?」
「同情するならカネをくれ!って言ってました。」
「安達祐美か!」

「(イライラ…)他には?」
「私の事を、『冬彦さん…はぁと』って言いました。」
「マザコンか!」

「最後に何か言う事は無いかね?GMくん(怒)」
「ダイムラーとクライスラーが手を組んで…。」
欧米か!…あ、合ってるなぁ…。

GMはのらりくらりと質問をはぐらかし、そのせいか裁判は遅々として進む気配を見せなかった。


次回に続く(何やねんこの裁判記録?)
【2007/05/23 00:03 】
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苦悩の7年 ラリー・H・ミラー
2001年、ロベルタはこうして解雇された。

この時解雇にならなかったトーニャに対しても、ボブは追撃の手を緩めなかった。意味の無い不完全な報告書を特急で作らせ、それを非難し、管理能力なしのレッテルと降格の断を繰り返していった。
トーニャは踏ん張った。意味の無い書類と判っていても彼女の今までのプライドをかけて、また、信望するラリー・ミラー社長の為に不眠不休で対応した。
が、ボブはいたぶるエモノを見つけた幼児のように執拗だった。色白だったトーニャの顔色はますます白くなり、日に日に体重が落ちFカップの胸はCカップにまで縮んでしまった。

「も、もう…ダメ…。」

ロベルタに遅れる事数週間ののち、トーニャも辞職した。

二人は訴訟を決意した。被告は実際にセクハラをしたGMではない。
親会社のラリー・ミラー・グループ本体に対してであった。

…………

ラリー・ミラー氏は全米バスケットボールチーム(NBA)、ユタ・ジャズのホームグラウンドであるエナジー・ソリューションズ・アリーナのVIP席にどっかりと座り、バケツのようなボックスいっぱいに入ったポップコーンを貪りながら白熱した試合運びを観戦していた。

コート内ではロサンゼルス・レイカーズを相手にジョン・ストックトンとカール・マローンがピックアンドロールを駆使し、次々と得点を重ねていく。

「いいぞいいぞ♪いつ見てもあの二人は素晴らしい。」
「とーとつですが、アルジャーノンに…い、いや、お話があります。」

声をかけたのはハマー重役であった。

「何だ?本当にとーとつだな。知能回復の脳手術でもするのか?」
「いや、あれは言葉の彩で…。ぢつは問題のあったマネージャーを二人、
解雇致しました。財務のトーニャと会計監査のロベルタです。」

「ふぅ?ん…彼女達は優秀だったと記憶してるが…残念だな。

うぉ!…よし!そこだ!行け!いけぇぇ???!!


「それで…その二人が『解雇は不当』として訴訟を起こしまして…。」
「そうか…来た!ダンクだ!マローンのダンクは無敵だな!え?をぃ!」
「どのように対処しようかと…。」
「どういう意味だ?」

「アナタは、西部6州で42の自動車販売店を経営する我がミラー・グループの総帥であり、またMBAチーム、ユタ・ジャズのオーナーでもあり、さらに此処、エナジー・ソリューションズ・アリーナも、此処の地元テレビ局や、映画館も所有している元は自動車部品店からたった一代で財を築き上げた、他にもソルトレイク・コミュニティー・カレッジに2千万ドル以上も寄付するほどの慈善家で、その企業指針として確固たる反セクハラ方針の下、全社的にセクハラ・セミナーを実施し優秀な社員には重役MBAクラスを提供して将来の幹部を育てるほど力を入れてますが、そんな地元の名士であるアナタの経歴に傷をつけるような事の無いように配慮しなければならないと考えまして。」
「何?その妙な紹介口調?誰に説明してるの?」
「い、いや…その…その方が短い文章ですむし…。」
「何を言ってるんだキミは?とにかく任す!よしなにやってくれ。」

ミラー氏はハマーの言う事など聞こえず、今この時の試合に夢中であった。
と…

「…あぁぁ!あのガードの野郎!オレのマローンに掌底くらわしやがった!あれは反則だ!反則だぞ!審判!何見てんだ!をぃ!おめぇ!ピ????!野郎!ピ????!め!ヤツは絶対ピ????!ピ????!ピ????!!ピ????!!ピ????!!するぞ!この野郎!」

急にミラー氏が喚き出した。NBAの職員が急いで駆け寄ってきた。

「ミラーさん!そんなお下劣な言葉遣いは止めて下さい!他の皆様に迷惑がかかります!それ以上罵ると退場して頂きますよ!」
「あんだって?!おめら何もんだぁ?オラ何にもしてねぇべよぅ!みんなあのガードのピ???!野郎があったら事してんだっぺ!オラのこつさ、フン縛るんならフン縛ってみぃろぉ!オラあのピ?????!野郎んこつ許さねぇどぉ!ほらそこどけぇ!ドタマカチ割ったるどぉ??!!」

『あちゃ??ぁ…素が出ちゃった…。』

この騒ぎが元で後にラリー・ミラー氏は1万ドルの罰金を科せられる。


次号に続く

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【2007/05/22 02:37 】
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苦悩の7年 ボブの謀略
激しい勢いでドアが開いた。ハッ!と目を上げたロベルタは、勢い込んで入ってくるボブ・コッカハムの姿を認めた。

「何なんだこの財務報告書は?まったく不完全で何がなんだか判んないぢゃないか!こんなものを受け取っておいて、キミは会計監査の仕事をこなしてると言えるのかね?」
「は?何の件でしょう?」
「私がトーニャに頼んで作ってもらった使途不明金財務調査書だよ!キミは会計監査としてチェックしてるんだろう?」
「…いえ、報告を受けていませんが…。」
「何だと?!この会社の財務データは全てキミ達が把握してるんぢゃ無いのか?支出入の全てが判って初めてマネージャーと言われるんぢゃないのか?そうでなくちゃ職務怠慢と言われても仕方がないな。」

ロベルタは突き出された報告書を見た。初めて見る報告書だ。作成完了日は本日になっている。そして作成者はトーニャ。パラパラと内容を見たロベルタは、これが充分な調査の元に作成されたものではないと判った。不明瞭な項目に金額が羅列されていて『詳細調査中』の言葉が並んでいる。

「すみません。このような報告がなされているのに気がつきませんでした。
すぐにトーニャに確認します。」


ロベルタは受話器を掴み、トーニャのダイヤルを廻した。

「…トーニャ。今ボブさんから報告書を見せられたんだけど…そう、それ…
いや、だからね、私は見てなくて…え?…ん…んぁ?…ん…ふん…をぁ?…
ん…をぁ?…ん…をぁ?…ん…そう…判った。」


ロベルタが受話器を置いた途端、トーニャがオフィスに飛び込んで来た。

「ボブさん。先ほどの報告書はさっきも言ったように突然の依頼だったので充分な調査時間が無くて不完全なものになった事は間違いありません。もう少しお時間を頂きたかったのです。あと1日あれば詳細を調査致しまして追ってご報告致します。」
「もう遅いよ!今日までにどうしても社長に報告しなきゃならない案件だったんだ。ワシの面目丸潰れだ!どうしてくれる?トーニャ!さては何か?不透明でやましい事があるからそれを糊塗する時間でも欲しいのか?え?どうだ?今回の報告書だって社長が使途不明金の金額に不自然な処があったから至急調査するとの仰せで始めた事なんだ。やましい事が無いんならすぐに提出出来るだろう?

ロベルタもロベルタだ!知りませんでしただと?そんな陳腐な言葉で会計監査マネージャーの務めが充分だとでも思ってるのか?責任感のカケラもないなキミ達は?」


ボブの嘲りの言葉には容赦が無かった。二人は唇を噛み締めて俯いている。それを見たボブの口調がエスカレートして来た。時には拳を握り、時には両手を広げ、ルチアーノ・パヴァロッティのように腹式呼吸を使って二人に追い討ちをかける。

「…ふん!大体だな、言われた仕事も満足に出来ないくせにマネージャーなどと笑わせてくれる。何かと言うと『時間をくれ』『報告は後でする』。頭の悪い無能社員の言い訳としては使い古された常套手段ぢゃないか!キミ達は社長の前で同じ言葉を言えるのか?あん?出来まい。そうだろうなぁ…社長にお目こぼしを貰ってる負い目があるもんな。自分の無能ぶりを社長には見せたくないもんな。あん?そうだろ?キミ達。ふふふんだ!
そんな業務姿勢をずっと続けてて今の仕事を続けられると思ってるのか?会社はそんなに甘くは無いぞ。責任を感じて辞めるんなら今のうちだぞ?ロレイホ?♪…あり?これはヨーデルだったか?はっはっはっは!


ボブの策略は巧妙だった。
膨大な数の、使途不明金の明細をごく短期間で提出させるよう強要する。当然、詳細を特定する訳にいかない使途不明金明細は不完全なものになる。財務側としては調査完了させるには長い時間を要し、会計監査側としては早急に明らかにせざるを得ない状態が出来上がる。どちらにしても両者に業務を完全に遂行する事が出来ない状況が作られ、業務不履行の汚点が発生する。

「…外部からの監査を要求します。」

ロベルタが小さな声で抗議した。ボブの目がジラリと光った。

「ほう…ロベルタ、外部に助けを求めるのか?…ふふん、それではキミは、自分の会計監査員としての資質が不充分であり、外部に頼らないとこの仕事が遂行出来ないと言っているんだな?能力不足だと?」
「…そ、そんな訳では…。しかし正当性を証明するには外部から…。」
「はっはっはっは!キミは今のキミの業務責任を放棄するんだな。そうか、キミはどうしようも無くなって逃げるのか。敵前逃亡ってやつだな。よろしい。キミの資質はよく判った。さあ、今から机を整理して帰りたまえ。キミはもうクビだ。はっはっはっは!」

「えぇぃ!キミキミうるさいわね!アタシは温泉卵か!

これがロベルタの最後の捨てゼリフだった。

次回に続く。
【2007/05/19 00:06 】
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苦悩の7年 リチャードの決断
リチャードは苦悩していた。

『おかしい…笑えるからおかしいんぢゃ無くて変だからおかしい…あり?…
何を考えてるんだボクは?…い、いや、気を取り直して…おかしい…。

ボクがミラー・トヨタに来た目的を知ったGMは破顔して出迎えてくれた。それから小一時間、彼女達がいかに理不尽で無能な社員か、仕事でどれほどのミスを犯しているか、どれほど厚顔無知な所業をしているか、そして今回の苦情が何の根拠もない言いがかりか、ついでに二人がいかにバツグンのないすばでぃをしてるかを…越前ガニのように口からアワを噴き平家ガニのような顔をズワイガニのように真っ赤にしながらシオマネキのように反復横跳びして説明してくれた。あれは正に”口角泡を飛ばす”ってやつだったな…。

でも、おかしい…笑えるからおかしいんj(ry
…コホン…おかしい…彼女達の業務報告書にミスはない。いや、二人ともむしろ非の打ち所の無い優秀な社員だ。それとなく顧客に聞いてもとびっきりの賛辞が帰って来てる。無能だ、と言ってるのはGMとその取り巻きの一部の幹部だけだ。本当にGMの言うように問題児なのか?

確かミラー・グループにとって社内でのセクハラ問題が公になる事は企業イメージとして避けねばならない。”セクハラがあった”と言う事実は確かに隠す必要はある。だからと言って彼女達を解雇出来るのか?どう考えても彼女達が不当に”セクハラ”を口にしたとは思えない。この件を揉み消すために彼女達を解雇する事などボクには出来ない。どうしよう…

…って、テレビの刑事ドラマだったら捜査する刑事の人が聞き込みする場面数秒のコマ割りをBGMと一緒に繋ぐだけで済んじゃうんだけど、文章で調査状況をいちいち書いてたらとんでもなく長くなっちゃうから、しょうがなくてボクの妙に不自然な状況説明口調な独り言になっちゃったけど、ホントどうしよう…。

そうだ!トニー上級副社長に本当の事を話そう。そしてラリー・ミラー社長に彼女達を取り次いで貰って社長の決断を貰おう。彼女達も社長の言葉だと今回の事が企業のイメージダウンになる事を納得してくれて穏便に済ませられるだろう。よし!それで行こう!』


その夜リチャードは、密かに二人を調査した膨大な資料と、真の事実であろうGMのセクハラに関する分析結果を持ちトニー上級副社長を訪ねた。

「トニーさん、事実関係が明らかになりました。」
「ん?いったい何の話だね?」
「この証拠資料を見て下さい。彼女達は決して…。」
「そんな話はいいから!で、彼女達を解雇出来るのか?」
「いえ、ですから…。」
「私はこんな紙切れを作れと言った覚えなどない!いいかリチャード?
私はな、問題児を排除しろと言ったんだ。」


トニーは資料を見る事も無く、ゴミ箱に投げ入れた。

「誰も真実など聞きたくないんだよリチャード。判ってるのか?
ただ我々はミラー・グループとしてイメージダウンを避けたいだけなんだ。
セクハラなど受けた人間はいなかった。そんな事実はなかったんだよ。」

「そんな!事実を捻じ曲げてまで企業イメージが大事なんですか?!
企業人としての倫理はどこに言ったんです!」

「私に意見か?!そんなに偉いのか?え?…ナンだチミは?!」

「え?ナンだチミはってか?

…そぅンデッス、ワタシがヘンなオヂサンデッス!
ハィ!ヘンなオッヂサン♪ヘンなオッヂサン♪

って何ダッフンだ!してるんですか?!


「もぅいぃ!キミには失望した。降りてもらおう。
後はボブに引き継いでもらう!この間飲ませたドンペリは買って返せよ!」


「セコっ!」


正しい方向に導こうとしたリチャードの決断はたった数週間で潰え、トーニャとロベルタの二人は後任のボブ・コッカハムの手により運命の荒波に翻弄されるようになる。

次回に続く
【2007/05/18 00:03 】
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苦悩の7年 裏工作
「いやぁ、よく来てくれたな、リチャード。」
「珍しいですねホームパーティなんて。どうしたんです急に?副社長。」

リチャード・ニューエンダイクは、上級副社長であるトニー・シュナールの手を握りながら、突然の招待に戸惑っていた。プライベートでそれほど親しくないトニーの家に敢えて呼ばれるという事は、何か難題を彼に依頼する事を意味している。

「まぁ、たまにはゆっくり話を聞きたいと思ってな。さぁ楽にしたまえ。
おぉ?い、サマンサ!お客さまがいらっしゃったぞ。」

「はぁ?い!ようこそいらっしゃいました?ん♪」

台所から1メートルほどの大皿をふたつ、軽々と両手に持ったトニーの妻サマンサがにこやかに出迎えてくれた。置かれた皿を見てリチャードは息を飲んだ。スリムでスタイルの良い彼女の、どこにそんな力があるのか…皿の上にはごっそりと料理が敷き詰められている。
リチャードはサマンサに気づかれないように大皿を持ち上げてみた。ピクリとも皿は動かなかった。どう見ても50キロはゆうにある。

「さぁ、まずはシャンパンで乾杯よ?ん♪」

サマンサがワインクーラーを運んで来た。その中には山ほどの氷と、その表面に粒の汗を浮かべ、爽やかに冷えてるであろう『ドンペリニョン エノテーク』のラベルが見えた。トニーはボトルの封を切り、天井に向けコルクに手をかけた。弾ける音と共に、勢い良くコルクが跳んだ。

「あ゛!」

リチャードが鋭い声をあげた。コルクが天井の豪華なシャンデリアに一直線に吸い込まれて行く。
耳障りな甲高いガラスの悲鳴。キラキラと虹色を撒き散らし飛散するシャンデリア。リチャードはスローモーション映像を見るようにそれらを認識し、腕を交差して向ってくるガラスの破片をよけようとした。と、その時…

サマンサの鼻が小刻みにピクピクンと揺れた、ように見えた。

わぁぁ??!!…て、あり?…。」
「どうなさいました?リチャードさん♪」
「…今…あの…シャンパンのコルクがシャンデリアに当たって割れて…。」
「え?何もありませんでしたわよ。気のせいぢゃ有りません事?
…あは、あは、あははははは♪


何も起きていなかった。コルクはちゃんとサマンサの手にあり、シャンデリアは何事もなかったかのように煌びやかな光を放っている。満面の笑顔を浮かべているサマンサ、はにかんだ感じでちょっと困ったちゃんな表情をしているトニーを、リチャードは代わる代わる見た。

「え?…あり?…夢でも見たのかな…何か変だな…。

…コショコショ…
「ほら!もう、ダーリンったらほんとに迂闊なんだから!」
「ごめんよサム。キミの魔法が無かったら大変な事になるとこだったよ。」
「何も知らない人の前で使っちゃダメなんだから!アタシが魔女だって事が
バレちゃうでしょ!この事は二人だけの秘密よ、判ってる?」

「判ってるってサム。」


…て、『奥様は魔女』かぃ! …コホン…


豪華な食事の後、リチャードはリビングのソファにおさまっていた。
向かいに座り、ブランデーグラスを手にしたトニーが口を開いた。

「ぢつはねリチャード、ちょっと困った事があってね。」

来た!リチャードは次の言葉を待った。

「いや、何ね、先日から仕事も満足に出来ないような問題児が、セクハラだセクハラだと声高に喚いててね、ほんとに困ってるんだ。当のGMはまったく覚えがないと言っている。何か気に入らない事を言われて感情的になっているんだろう。だが、このまま放って置くと反セクハラ方針を掲げて教育プログラムまで設けているはずの我が社の信用はガタ落ちだ。頭の痛い事だよ。」
「本当に言いがかりのような事を言っているんですか?」
「当の苦情を言っている本人達は社内でも色々よくない噂もあってな、GMは前々から頭を悩ませていたらしい。何度か注意はしていたようだ。それが気に入らなかったのか、ラリー社長に直談判すると言い出しよった。」
「…で、私にどうしろと?」
「すまんが問題児達を色々理由をつけて排除してもらいたい。」

「それは…命令ですか?」
「これは任務だ。ミラー・グループは健全でなければな。はっはっは!

この日、サマンサの見る目の前で上級副社長のトニーは、リチャードに対し
下品な悪代官と越後屋並みのミッションを下したのだった。

次回に続く(をぃをぃ…どこまで続ける気?)
【2007/05/17 00:00 】
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苦悩の7年 理不尽の芽
「ロベルタくん、この間ワシの心配してくれたのはキミだけだったね。
どうだい今日?お礼の代わりにと言っちゃ何だが一緒に食事でもせんかね?
街の夜景を見ながらしっぽりねっとりと…でへへへ♪」


「お断りします。」
「ん?目くるめく夜を提供しようと言うワシの好意を断る気なのか?
ん?どうだ?ワシの火薬は100万トンのダイナマイトだぞ?」

「あら?それでも導火線はずいぶん短いのかしら?(笑)」
「ぐっ…どどどどどこで見たんだ!…て、え?…ななな何と失礼な!
貴様!その発言はワシに対するセクハラだぞ!」

「アナタが先に私に卑猥な発言をしたんじゃないですか。
私だったから穏便に済まそうとしたのに、それも判らないんですか?」

「だいたいだな!キミのこの間の報告書は何だ!意味が判らん!
内容がムチャクチャぢゃないか!」

「何を急に?!私の報告書のどこがおかしいって言うんですか!」
「どこって…とにかく全部だ!
それにだな、マネージャーをやってられるのはキミの能力ぢゃなくて
キミのそのナイスバディのせいぢゃないか!」

「何の事ですか?!私のスタイルと仕事と何の関係があるんです!」
「キミは成績を上げたくて客と寝てるそうぢゃないか。知ってるんだぞ。
さぞかし念入りにご奉仕差し上げるんだろうな、え?どうなんだ?
ワシにもそれをちょっとだけ分けてもらおうと言ってるんだ。」

「し、失礼な!私そんな事してません!これ以上侮辱すると訴えるわよ!」

トーニャとロベルタは、GMのヒヒ爺ぶり、セクハラぶりを親会社である
『ラリー・ミラー・グループ』に報告し、苦情を訴えた。

そして二人の悲劇が始まった。

ロベルタの目の前の電話が鳴った。重役のハマーからの電話だった。

「ハロー?ロベルタか?」
「そうです。何か御用でしょうか?」
「キミがGMからセクハラを受けた、と報告が入ったがそれは本当か?」
「ハイ…。」
「何かの間違いではないのか?GMは一切していないと言っているが?」
「確かに屈辱的な発言があったんです。その上業務の事まで非難されて…。」
「彼は仕事上のミスを注意したら感情的になったと言っている。
普段からミスが多く困惑しているとも言っている。そうではないのか?」

「…何と言う事を…ハマーさん!社長のミラー氏に直接話をさせて下さい。
私は最初から社長の元で誠心誠意働いて来たんです。
私の仕事ぶりは社長が一番よく判っています。お願いです!」

「まだ待て。もう一度状況を確認する。また連絡する。」

社長なら判ってくれる…ロベルタには自信があった。
彼女はまだ名を成す前のラリー・ミラーと共に会社を大きくしてきたのだ。
社長と自分との間には絶大な信頼関係がある。仕事ぶりは評価してくれる。

そして何よりミラー・グループ内全社対象にセクハラ・セミナーがある。
正しく企業倫理を習得し、セクハラを撲滅する素地を奨励しているのだ。

が、それは完全に裏切られる事になる。

次回に続く。
【2007/05/16 00:00 】
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苦悩の7年 トーニャとロベルタ
日本では、○水ハ○スのいわゆる『ネズミ裁判』なるものが始まったとか。
あれもどことなく企業体質の何とも言えない所が見え隠れしてます。

此処でも先日、裁判で企業体質を問われる訴訟が結審しました。
名づけて「大手販売店セクハラ訴訟」

…て、まんまやん。

事の顛末は8年前に遡ります。
当時、コロラド州のラリー・ミラー・トヨタと言う大手自動車販売店で財務マネージャーとして働いていたトーニャさん(28歳)。新任のゼネラルマネージャー(GM)のおぢさんに「お触り」セクハラをしかけられました。当然拒否します。

………

「トーニャくん、キミのそのスーツ、仕立てが良いね。デヘヘヘ…。」
「ちょっ!何するんですか気持ち悪い!これは制服ぢゃないですか!
今ドサクサにアタシのFカップの胸触ろうとしたでしょ!セクハラです!」

「なななな、何言ってるんだ!じぇねらる・まねぇぢゃぁあのワシが…
そそそそ、そんな事する訳がないじゃないじゃないじゃじゃまいか!」

「何そんなに動揺してるんですか。何もかも知ってるんですよアタシ。
あなた!クリスやリズにも同じ事したでしょ!彼女達泣いてましたよ!」

「なななななななななな、なんて事を!そんな…いいいいい言いがかりだ!
ふふふふふふふふふふふ不愉快だ!か、帰る!」


マネージャーは顔を赤黒く変色させ、トーニャーさんの机に飾ってあったクリスマス・ツリーの☆の飾りを震える手でもぎ取ると足早に扉に向った。
ドアノブに手を伸ばそうとした途端、ドン!とドアが開いた。

「トーニャ。この数字ちょっと合わないんだけど。…て、あり?…あ゛!

トーニャのオフィスのドアは鉄製の頑丈なつくりになっていた。
そのドアが勢いよく開き、鋭く尖ったエッジがGMの禿げた頭にめり込んだ。
次の瞬間、GMの身体が弓なりに反り返った。

「い、イナバウワぁぁ…。」
意味不明のうめき声を上げ、そのままの姿勢でGMが後頭部から落ちた。

ドアを開けたのは会計監査のマネージャー、ロベルタ・パルスだった。
「あら…どうしましょ…。」
「いいのよロベルタ。で?どこの数字がおかしいの?」
「え?…あぁ、此処なんだけどね。先月の経費の支払い先がね…。」

「うぉい!お前ら!トップのオレが怪我してるのにぃぃぃ!
何でそこで普通に打ち合わせしてんだよ!」

「え?」「え?」
「え、ぢゃねぇよ!お、覚えてやがれ!」

GMは、ハゲ上がった面長の額から水芸のように吹き出る血を拭う事も忘れ…

お父さんがサラ金に手を出して姿をくらまし残された母子の元に来た裸足にゴムぞうりでガニ股で猫背で肩をいからせて歩けばカッコいいと大きな勘違いをしているいかにも下品なチンピラ風の三下がやって来て「をぅ!今日こそきっちり耳をそろえて返してもらおうか三百万円!」「え゛?うちの人が借りたのは30万ぢゃ…」「バカ言っちゃいけねぇよ!利子ってものがついてるんだよ!」「そ、そんな…ご無体な」「四の五の言わねぇでちゃっちゃと出せよ!」「ちょっと邪魔するよ。」「なんでぇてめぇ?!」「名乗るほどのもんじゃねぇがお前さんがた、ちょっとあこぎ過ぎねぇか?」「何だとてめぇ!すっこんでろ!」と殴りかかったところで逆に腕を捻られ「いててて…は、放しやがれ!」「すまんが今日のところは引き上げてくれねぇか?そうしねぇと…このバッジに聞く事になるかもしれねぇ」「う゛…て、てめぇ…」と光るバッジを見せられたチンピラが退散する時に苦し紛れに吐き出すお約束の捨てゼリフを吐いて部屋を出て行った(長っ!)。

二人にとってこれが波乱の始まりだったのかも知れない。
トーニャとロベルタはこれから起こるであろう惨劇に気づく事もなく帳簿を互いに覗き込み、合わない数字を相談していた。

次回に続く…

(て、こんなん続けて良ぇのかな…)
【2007/05/14 00:00 】
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どねぃしょん
今回もやってまいりました。

Jeans Day!

前にお話しました 寄付を会社ぐるみで行う行事。

今回は兄の会社で掲示しているポスターと、
これがポスター


HRから配布されたメールの一部を
これが参加を促すメール

ぶん取った 貰ったのでご紹介。


あ、HRってホームルームとちゃいますよ。

Human Resource の事です。

プチ解説:
兄の会社(って言うか多くのこの国の他の会社もだと思います)では人事総務の部署の事を”Human Resouce”って言ってます。これって直訳すると「人の財産」って言う事になるんですが、それから派生して「労働力」「人材」「人事総務」って意味になります。この国では、会社にとって人って言うのは財産とか、資源、資産って言う大事なものとして位置づけられているんでしょうね。

日本では『人事』。文字通り「人の事」。そりゃぁそうだけど…当たり前の事なんだけど…何だかあっさりしてて他人事(ひとごと)みたいな印象を受けるのは私だけ?(汗)


ともかく、今回の寄付はGun(違っ!)癌と戦う為の寄付。
積極的に参加して欲しいです。

兄には勝負ジーンズを穿かせて送り出しました。
…て、誰に勝負させるん?(笑)
【2007/05/12 00:00 】
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教育って何?
え?…


私、今の今まででっかい…
くじらの爪楊枝のように(でっかいくせにセコっ!)
それはそれは大間違いをしておりました。

前にどこかの記事で私は
『此処の義務教育は高校まで』とか、抜け抜けと言ったと思います。

でっかい、それはそれはくじらのt(ry
…間違いだったようです。

この国は自由の国。
守る『義務』はありますがそれはルール(法律なんかの事)。

『義務教育』っていうのはこの国にはないそうです。
あるのは「教育を受ける権利」。

言ってる事判ります?いいですか?
この違いをよぅ?く判りなさいね(わぁぁ…斜め上だ 笑)

例えば

15歳の悪ガキ「おぅよぅ!オレッちだって勉強してぇんだよ!
学校に行かせろよ!」

学校側「あ、そ、ぢゃ通えば?」
悪ガキ「へ?…ずいぶんあっさりだな…入学試験はねぇのか?」
学校側「ともかく教育を受けたいんだから学校に来れば?」

そして暫くして…

学校側「あんたテスト出来ないから落第ね♪」
悪ガキ「をぃ!さっぱり授業わかんねぇぢゃないか!
もっと優しく教えろよ!」

学校側「私達には判るように教える義務はないからね♪
授業について行けなかったら違う学校に行きなさいね♪
教育を受ける権利の行使は違う学校でも出来るから♪」

悪ガキ「えぇぃもう!やってられっかよ!もう学校行かない!」
学校側「あ、そ、ぢゃぁねぃ?♪」

つまり、「本人が教育を受けたい」と言ったら教えてあげる。
学校側はわかるように教える義務はない。ついてこれなきゃ切り捨て。
本人が辞めたい(権利を放棄する)のは自由。

ただ、学校側はその学力アップレベルで査定される。
学力レベルによって国からの援助金が違う(優秀な学校は援助が多い)ので
出来ない子供は違う学校に行ってもらうように半強制的に説得する。

…さすが自由の国(なのか? 笑)

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【2007/05/11 05:48 】
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んっと…何気ない日常
昨日は日曜日。
そりゃぁもぅピーカンの良いお天気。
気温も27℃もあり、風が爽やかだったので清々しい気分。

なので、久しぶりにおでかけっと♪

午後4時前にアパートを出て…





映画を見に行きました(なんでやねん)

見たのは『スパイダーマン 3』
此処では5月4日の金曜日にスタートしたばかりです。

プチ解説(懐かしい);
「スパイダーマン」はマーベルコミックのアニメヒーローって事は良く知られてますよね。そう、「バットマン」や「スーパーマン」と大体同じ。でも大きく違うのは、そのキャラクター設定。「バットマン」はバットスーツを着てない時でも大富豪の御曹司で颯爽としてるの。「スーパーマン」は正体を隠すために普段は冴えない振りをしてるけど、一度スーパーマンになったらメッチャしっかりするの。

でもスパイダーマンはおよそヒーローらしからぬキャラクター。
本当に冴えない男の人で、変身スーツも自分で手縫い。
スパイダーマンになってても苦悩したり泣き出したり慌てたり。
正義を守ろうと言う強い意志もあんまり…って言う感じ。
そこがヒーローらしくて良いのかも知れませんけど(笑)


私のアパートから車で10分の処に映画館があります。
着いた私達は

”Adult two.”

大人2枚の意味です。…あ、誰?そこで妙な想像してるのは?(笑)

10ドルを払ってチケット購入。

えへへ…午後6時以前の入場ではひとり5ドルで良いの。
午後6時以降は6.5ドルになるんです。

4時10分のスタートです。
…えっと…それを逃すと…次は…4時40分。

て、え?っとお思いのお客さま。
同じ映画館内の2箇所でスパイダーマンを上映してるんです。
封切り直後の混雑対策ですね。
私達以外にも客が次々にチケットを購入しています。

映画館内のフロアに入っても、いつになく人が多く見られます。
あ、上映館内入り口に、普段はいないモギリのおばさんが立ってる(笑)
やっぱり封切り直後だわ。

あと10分で上映なのでみんなモギって貰って中に入ります。

…バケツのようなポップコーンを抱えて(笑)

暗いスクリーン館内に入ると…うぉう!

観客席が7割も埋まってる!

全席で120人分くらいでしょうか。人がザワザワして座ってます。

…バケツのポップコーンを貪りながら(笑)

普段は…入ってて大体20人くらいかな。
『よくこれでやっていけるな』ってくらい空いてるの。

映画は…素で面白かったです。
…って、見てない人にはネタバレになるから内容以外だけ。

前に『マトリックス』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』なんかを
見た時から思ってたんですけど…

最近のCGとかアクションはすんごいですね。
スピード感があって、画面から飛び出しそうで派手でリアルなの!
いやぁ…映画の中では「何でもあり」ですね。
こういうのを見てると文字通り…

「手に汗握って」
「身体をのけぞらせて」
「イスから飛び上がる」

を地でやってしまいます。
リアル感がハンパないの!
現実にいそう…って思っちゃう。

…………

うひゃひゃひゃ♪
この後は次回(引っ張ってんかぃ!)

テーマ:アメリカ生活 - ジャンル:海外情報

【2007/05/08 10:30 】
日常 | コメント(6) | トラックバック(0)
んんん…更新が…
そぉかぁ?…日本は子供の日ですね。

此処にはゴールデン・ウィークが無いので気がつきませんでした。

連休で何処かへお出かけになったお友達。
お休みを持て余したお友達。
お休みにも関わらず実際はお仕事をしていたお友達。
普通にお休みぢゃなかったお友達。
色んな子供の日を迎えた事と思います。

私は、と言うと…ぢつは…更新が滞りがちだったのもこのせいなんですが…

何と言うかその(早ょ言え!)

4月初めから兄の勤務時間が変わってたんです。
出社時間は午後2時くらいで、帰宅は午前2時くらい。

兄の会社は製造のお仕事なので稼働そのものは24時間です。
それを3交代で行ってます。
日本でも夜勤とか昼勤とかってお仕事ありますよね?

此処がちょっと変わってるのはその3交代で働く人達は時間が固定なの。
例えば、夜勤の人は夜勤専門で、午後11時から朝7時までずっと。

で、その違う時間帯のお仕事の人を教育するのに1ヶ月移ってたんです。

残された私は大変!
夜中帰って来てから食事するからそれまで起きてなきゃなんないし。
寝る頃は、お外が白々明けて来てるし。
目を覚ますのがお昼の12時前くらいになるから眩しいし。
起きたらすぐにお昼ご飯を用意しなきゃなんないし。
夜の9時くらいに食事しに帰ってくるから(何処もお店が開いてない)…


て、食事の支度ばっかしやん!

もう、自宅に居ながらにして時差ボケ状態です。
何だか起きてる時もぼぅ?…としてるし。
真っ昼間はすんごく眠いから何処にも行けないし。
夜は夜で、ぽやぁ?んと眠いから何にも考えられないし。


て、ずっとぼぅ?っとしてんやん!


それも来週から元に戻り、私としては普通の生活に戻ります(ほ)

て、ひっきー気味なのは変わんないんですけど(笑)

テーマ:アメリカ生活 - ジャンル:海外情報

【2007/05/05 11:04 】
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